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オーバーホール前、作業台にバイクを固定し、
これから取り外します。 |
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これがフロントフォークのみの状態です。 歪みがあるフォークは、取り外す時点で わかります。 アンダーブラケットとアッパーブラケットの 点検も行い、怪しい部分は経験が教えて
くれます。 |
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全て分解したフォークです。ゴールドの
パーツは、カートリッジイミレーターです。 |
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まずはパーツ洗浄をします。洗油洗浄機で
1つ1つ丹念に洗います。 |
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ひどい汚れやインナーチューブの中などは、 洗油を噴射して洗浄します。 通常は、この後オイルを拭き取り、組み立て
作業になります。 |
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歪みのあるインナーチューブはダイヤル
ゲージを使い、測定します。 |
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インナーチューブの表面についた細かい 傷なら1000番台のペーパーやすりを かけて修正可能です。旋盤にセットし、 回しながら処理していきます。 その際、オイル添加剤のEPL社製 「PL-220S」を使ってます。 以前はサビ取りのためにペーパーがけ をしていたのですが、このオイル添加剤には 面処理力があり、熱や圧力がかかる 金属面と科学反応し、摩擦の発生を抑える ことが出来ます。(メーカーの受け売りです) 詳しく調べた訳ではないので、細かい違い などは分かりませんが、これを使って磨くと 指触りが非常に滑らかで好感触なので
今はこれを重宝して使ってます。 |
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全てのパーツの洗浄が終わり、組み立て 準備が整いました。
これらを組み直していきます。 |
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組み直しの最後に油面調整をします。 SRXなどのスプリング調整機能のない 純正サスペンションでも、インナー チューブ内に空気だけの空間を作り、 硬さの微調整ができます。 ユーザーからの要望があれば好みに 合わせて油面の高さを調整します。 |
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これで組み付け完了! タンクは傷つけると大変なので、 外して作業します。 |
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試乗して最終確認をします。 動きの良いサスペンションは走っても 気持ち良いです。 |