フリクションロス対策としてインナーチューブ、シャフトのキズ、曲がり修正、
表面加工、ブッシング、オイルシール、ダストシール等のメンテナンスも
忘れてはいけません。
これによりサスペンション作動時の運動摩擦抵抗の軽減を図ることが出来ます。
オイルの重要な役割
エンジンオイルを交換しない人はいないですよね(^^;
サスペンションのオイルも重要な部分です。
バイクを買ってから一回も交換してない、って言う人も 少なくないはずです。
ここでサスペンションオイルの重要さをわかってもらえればと思います。
オイルは潤滑・軽減/密封/冷却/洗浄・分散/防錆・防触などの様々な働きを
しており、フリクションの軽減に大きな役割を持っています。
本来の性能を維持させる為に定期的な点検と交換をお勧めします。
オイル粘度による減衰力の変化
フォークオイルはフリクションの軽減以上に減衰力を発生させる役割も
持ち合わせており、オイル性能(特に粘度)により扱いやすさが大きく
変わります。
・ダンピングロッドタイプの場合伸び側減衰はロッドにあるオリフィス
(オイル通路)により減衰力を発生させている為、オイル粘度を上げる事
により、減衰力が大きく働き伸びが遅くなります。
・カートリッジタイプの場合はバルブにより減衰力を発生させるため、
浸透性の良いオイルを使用します。オイル粘度はメーカーによっても違い、
また温度が上がれば粘度は下がります。
ハヤシカスタムでは、高温でも粘度変化の少ないシリコン性のオイルを用意しています。
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